昭和の鉄道光景⑪ホームの水飲み場

▼一昔前まで幹線の大きな駅のプラットホームには鏡のついた洗面所や水飲み場があり、乗客たちは停車時間中に顔や手についた煤煙や汗を洗い流したり、洗顔や歯磨きまでした。飲料自販機がない時代なので、体に水分を供給したい時は蛇口をひねって直接生ぬるい水を飲んだ。そんな当たり前だった鉄道光景も旅のスタイルが変わり、衛生観念が向上するにつけ次第に姿を消して行った。

・羽越本線のある駅のホームの水飲み場、公園の片隅にあるような小さなもので飲みやすいようにちゃんとアルミのコップが備え付けてあった。

・ネガに写りこんでいた小荷物の横にある山陽本線小郡駅ホームの水飲み場、山陽本線下りホームには大きな洗面所があったように記憶しているがそっちは撮っていない。

・伯備線新見駅ホームの水飲み場、水飲み場と言うより、足洗い場or 掃除用具の洗い場のようだ。このタイプの水飲み場はたまに見かけるが蛇口から水道水を飲む人はもういない。

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