昭和の鉄道光景⑰窓を開けて

▼初めて冷房車両に出会ったのは夏の九州だった、猛烈に暑かった日、乗りこんだ列車(DC急行)は超満員だったので、前につないだ1等車(まだグリーン車ではなかった)を通り抜け先頭方面の車両に移動しようとして、ドアを開けるとひやりとした冷気に包まれた。さすが1等、2等車とは別世界だなと驚いたことを覚えている。普通の乗客は窓から吹き込む風と天井の扇風機で涼を取るのが当たり前だった時代だ。

・夏は北海道は暑い。停車中の札幌経由函館行普通列車。通路側に座っているランニング姿の乗客は盛んに噴き出る汗をぬぐっている。扇風機は暑い空気をかきまわしているだけでちっとも涼しくない。

・列車が走りだすと窓から外の風が入ってくるのでやっと涼しくなる。でも景色に見とれていると機関車の煤煙が目に飛び込んでくるので要注意だ。

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