昭和の鉄道光景⑲線路を歩く

▼先日TVのニュースで只見線全通特集をやっていた。政府の旅行支援策や紅葉シーズンとも重なったので、全通した只見線はどの列車も押しかけた観光客で山手線?のような混みようらしい。大盛況は大変結構だが、お祭り騒ぎ騒ぎが終わった後の永続的な観光客の誘致が課題の由。ニヤリとさせられたのは「もう今はそんなことはできませんが、昔は私たちは川向こうの集落に行く時はいつもこの只見線(当時は会津線)の鉄橋を歩いて渡っていたのですよ」と語っていた観光船のおばちゃんの言葉だ。そうあの頃の会津線は地元の人だけでなく、我々鉄道ファンもみな線路を歩き鉄橋を渡りトンネルをくぐった。道路を迂回して撮影スポットに向うなんて考えもしなかった。

・ローカル線では線路歩きが当たり前だったころ。 みんな線路を歩いていた(左)あと何分かでC56がやってくる頃だが、草?の束を背負った農民が悠然と鉄橋を渡って行く(小海線)(右)C12の到着を待ち構えていると釣り竿を手にした若いカップルが線路を歩いて来た。近くの川か池に釣りに行くのだろうか、男は魚籠をぶら下げている。(高森線)               

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