人がいなくなった街

▼youtubeで見た通り西鉄新栄町駅前は目を覆わんばかりの惨状だった。百貨店(井筒屋、松屋)やいくつかの商業施設は取り壊され空地や駐車場になっており、シャッターを下ろし朽ちるに任せた状態のビルも多い。両側がスカスカになったアーケードを歩くと、人がいなくなった近未来を描いたSF映画の世界に迷い込んだような気がした。

・全盛時のレイアウト図。ほとんどビルは取り壊されるか立ち腐れ状態

▼西鉄新栄町から見た駅前光景。今は駐車場になっているSUNLIVE隣の空地(駐車場)は井筒屋百貨店があった場所だ。よく見るとSUNLIVEシャッターや壁は落書きだらけだった。

▼大勢の買い物客が行きかったに違いない通りには人影はなく冷たい雨が陰々と降り注ぐだけだ。時折通りかかる車の音でここが映画ではなく現実世界だと気が付く。

▼(左)薄暗い照明がシャッターを照らすエレガンス一番街の入口、(右)アーケードの右側の空地(駐車場)はもう一つの百貨店松屋があった。もはや商店街としての体はなしていないが、それでもいくつかの店舗は営業中だったのには驚いた。

▼色あせた立看や古いポスターも目にした。

▼酔客やホステスの嬌声が響いていたに違いない堂々とした造りのグランドキャバレー銀座も廃ビルと化していた。

▼街はずれにはいくつか三井三池専用鉄道の遺構が残っていた(線路はすべて撤去されている)。それにしても新栄町駅前の衰退ぶりは想像以上だった。いつかここに再開発の手が入り、荒れ果てた街の景観が一変する日が来るのだろうか?

・落書きにまみれたコンクリートの橋台、ここまで来るともうアートか。

カテゴリー: 昭和の香り パーマリンク

コメントを残す