映画「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」を見た

▼CSのチャンネルネコで「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」を見る。2011年製作なので最近の作品だが、こんな映画はまったく知らなかった。ストーリーは定年を控えた地方鉄道の運転士と彼の妻との絆を描いたもの。運転手に扮するのは三浦友和、最近続けて見た北野武の「アウトレイジ」、「ビヨンドアウトレイジ」でのやくざ役のイメージが強すぎ、最初は戸惑ったがすっかり運転手役になりきっていた。鉄道フアンとしては雪を抱いた立山連峰を背景に地鉄の電車が快走するシーン(しばしば登場する)に惹きつけられたほか地方鉄道の置かれた厳しい経営状況が理解でき面白かった。

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▼富山地方鉄道は1967年北海道旅行の折、黒部渓谷へ行くため1回だけ黒部、宇奈月間に乗ったことがあるだけだ。(左)宇奈月駅のホーム、すぐ先に黒部渓谷鉄道(旧関電黒部鉄道)の宇奈月駅が見える。そうだこんなところだった。どの電車もがらがらで客が乗っていない、車掌は乗車しておらず運転手が駅の案内をし、終着駅では下車する客に「ご乗車ありがとうございました」と頭を下げている。日常の交通手段を自家用車に依存する比率は都会より地方の方がうんと高い。年年乗客の減少する中で地方鉄道が生き残るのは並大抵のことではないことを改めて実感した。

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▼最後の方に山場がある分かりやすい話なので2時間もあっという間だった。電車が遠ざかるラストシーン、こんな日カメラを持って沿線を歩いたらさぞかし気持ちいいだろうな。

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