天神町銀座商店街(山口・防府)

▼JR防府駅からほど近いく日本3天神の一つ防府天満宮に至る参道は南側は天神町銀座商店街、北側は天神商店街と言う名前の商店街になっており、南の天神町銀座商店街にはアーケードが架かっている。ここは一昔前までは参拝客や買い物客で賑わう市内一の繁華街だったが今は火の消えたような寂れようだ。

・(右)天神町銀座商店街入口

▼陽光が降り注ぐアーケードの中は明るいがほとんどの店はシャッターを下ろし森閑としている。7年前(2017年)にも訪れたことがあるが秋の琺瑯紀行  第3日目 防府探索その時より一段と衰退が進んでいるように思えた。

▼商店街として機能していなくても、散歩や駅に行く通路として利用されているようでこんな張り紙が貼られていた。

▼アーケードのない天満宮側の天神商店街も悲惨な状況だ。(右下)ナショナル自転車の看板のある自転車屋を含めいくつかの店や神社近くのお土産物屋は営業中だった。

▼天満宮の階段から今来た道を振り返る。鳥居の先が天神商店街、天神町銀座商店街に続いている。

▼この道は旧萩往還の一部で、道は商店街を抜け山陽本線のガードをくぐると約2km先の港(三田尻港)まで続いている。いかにも旧道らしい趣があり年季の入った古い建物が所々残っていた。

▼途中にあった醤油、味噌醸造の「一馬本店」の工場。創業時のままか?入口に架けられた看板の「マウチイ」とは何?と思ったが単に一馬を右書きしただけだった。右のでかい醤油瓶は錆びだらけだ。

▼現在の三田尻港は殺風景で風情はなかった。わずかに残る鳥居と常夜灯がここが江戸時代、藩の城のあった萩とを結ぶ萩往還の起点であったことを示していた。

カテゴリー: 昭和の香り パーマリンク

コメントを残す