道場門前商店街(山口)

▼山口線山口駅で下車し、駅前通りを7分ぐらい歩くと、7つの商店街から構成された商店街「道場門前商店街」と交差する。7つのうち西門前、門前、米屋町、中市の各商店街は1本のアーケードでつながっている。

▼旅館やお土産物屋が立ち並び賑やかだった駅周辺は、人流、物流が変わった現在ではすっかり寂れ果てている。(下左)廃業した3階建ての旅館

▼山口氏を代表する商店街だが人影はまばらで活気がない。郊外に大型商業施設ができ、車社会が浸透すると駅前商店街が衰退するのはどこも同じだ。

▼店舗が取り壊され空地となったところもあった。

▼アーケードの西端の西門前商店街はシャッターを下ろしている店が多く寂れている。

▼昭和30年代の初め、自分がいた山陽道筋の田舎町にも毎日何便か白に赤の山口市営バスが来ていた(山口市内からだとかなり長距離だ)。小学校3年生のころだったかクラス全員でこのバスで山口市日帰り旅行に出かけたことがある。山口市は県庁所在地だが、日頃は縁がなく(買い物行楽はもっぱら宇部や下関、小倉、TVもラジオも九州の放送局)、山口市に行ったのはこの時が初めてだった。県庁や博物館を見物したあと、この道場門前商店街にあったデパート(ちまきや)の切手売り場で記念切手(当時は切手収集がブームだった)を買ったことはよく覚えている。当時は商店街は人通りが多くずいぶん賑やかだった。その後田舎町に来る路線は廃止され、山口市営バス自体も消滅した。

カテゴリー: 昭和の香り パーマリンク

コメントを残す